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◆Chapter 1 - 開発環境を整える(MAMP編)
長らく使用していた XP から Windows10 のパソコンに買い替えたので新たにローカルエリアで稼働するサーバー環境を用意しなければならなくなりました。
そこで今回は、XAMPP(ザンプ)ではなく MAMP(マンプ)を使い構築することにしたので導入方法を紹介します。
MAMPは、XAMPP と同様に一括でパソコンにローカルサーバーの環境をインストールしてくれるソフトです。
MAMPは、Apache のサーバー、MySQL、PHP 環境とシンプルな機能だけで構築してくれます。
FTP や WinSCP など他にサーバーを運営するのに必要なソフトウェアは別途に用意しなければなりません。
MAMP のインストールはとても簡単です。
インターネットから MAMP をダウンロードしてインストールするだけです。
MAMP の有料版、MAMP PRO にはエディッタなどサーバー運用で使える機能があるようです。
インストール時に選択ができるようになっているので注意しましょう。
次のリンク先より、MAMP を入手できます。
ダウンロード :MAMP & MAMP PRO - One PC – multiple Servers
MAMP のホームページにアクセスしたら、【Download】を選択します。

Windows の MAMP を選択してください。

次に【ファイルを保存】するか、【実行】を選択します。

【保存】を選択した場合、ダウンロードしたファイル 「MAMP_MAMP_PRO_3.X.X」 をダブルクリックして実行してください。
【実行】を選択した場合には、インストールへと移行し次の画面が表示されます。

【Next】をクリックして次に進みます。

MAMP PRO の選択を外します。

【I accept the agreement】を選択して、次に進みます。
一応、中身は確認してくださいね。

ディレクトリを選択します。 通常はそのままでかまいません。

スタートメニューフォルダを選択します。 通常はそのままでかまいません。

ディスクトップへのアイコンを作る場合には、ダイアログボックスをクリックして次に進みます。

【Install】をクリックして、インストールを開始します。
インストールが完了しましたら、Windowsメニューから、MAMP を起動してみましょう。
初回のアクセスで 「Windowsセキュリティの重要な警告」 のダイアログが表示されたら許可をしてください。

Apache Server と MySQL Server がローカルで起動すると、画面の右上のダイアログボックスにチェックが入ります。

【Stop Servers】をクリックすると MAMP は終了します。

【Open Start page】をクリックすると MAMP の設定情報が確認できます。
このページが表示されたなら、間違いなくサーバーが稼働していることになります。

【Preferences...】をクリックし、Port タブの Apache Port を "80" から、"8080" に変更します。

ポートの変更は、他のソフトウェアが使用するポートとバッティング回避をするためです。
これでローカルでサーバーが使えるようになりました。
ポートの変更をしていない場合には、ブラウザのアドレスバーに次のように入力するとページを表示します。
http://localhost
Port の変更をした場合には、次のように入力します。
http://localhost:8080/
PHP や html ファイルなどは、
C:\MAMP\htdocs\
のフォルダに格納してください。
ローカルで PHP 開発を行うのなら、エラー表示させると便利に使えます。
プログラムに問題があれば、エラー表示は問題解決のヒントになります。
エラー表示をさせるには php.ini の一部を変更します。
php.ini は、
C:\MAMP\conf\php.[バージョン]
に存在します。
パスは、PHP や MAMP のバージョンによって異なりますので対応した php.ini をテキストエディッタで修正してください。
尚、ファイル修正をするときには文字コードにも注意しましょう。
374行辺りの次の内容を修正します。
display_errors = on
これでローカルでのサーバー環境でエラーを表示をせることがでるようになりました。
MAMP の PHP バージョンは、ダウンロードした時点での最新バージョンになっています。
PHP7 はリリースされてから1年半が経過し最近では PHP7 が使えるサービスが当たり前になってきました。
PHP7 はメモリーの使用量、CPU キャッシュなどを見直し内部処理を改善したことで劇的に速度が速くなったとされています。
その速度は、PHP5,6 と比べると2倍以上の改善がされています。
これから新たにサーバーなどをレンタルして利用する人は PHP7 で開発をするのがお勧めです。
既に PHP7 以前のバージョンをお使いの方でも MAMP では利用するバージョンを設定しておけば簡単に変更ができます。
長くレンタルサーバーを利用している人は、PHP5,6 を使っている人もまだまだ多いことでしょう。
PHP7 は後方互換性のあるプログラムです。古いバージョンを意識しているため大概のもの動作しますが、中には廃止や使えなくなった関数もあります。
他の PHP のバージョンの開発や動作を確認にするの切り替えができると重宝します。
MAMP で古いバージョンの PHP を使うには、MAMP フォルダ内の bin フォルダ、更に php フォルダを開きます。
その中から利用しないバージョンのフォルダの先頭に「__」(アンダーバーを2つ)を付けて名前を変更してください。

例えば次の様に変更します。
php5.3.23 -----> __php5.3.23
設定できるのは2つの PHP バージョンです。
それ以上になりますと、新しい PHP バージョンを2つ、自動的に選ぶようです。

バージョンを変更すると MAMP を再起動し利用ができるようになります。
「PHPを学ぼう!」ではインストールや使い方についての一切の責任は負いかねます。
MAMP のインストールについては、自己責任で行ってください。
[2017年7月16日 公開]
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